オススメ度 ★★★★☆ 4/5
7つの習慣を十代の若者向けの例をとともに説明する。
結局人生を幸せに生きるために必要なのはモノや人ではなくマインドセットである。その点では7つの習慣も「4つの約束」も「嫌われる勇気」も「前向き質問」も、どれも本質的な部分では変わらない。すでに理解しているつもりでいるが、このような考え方はただ一度知識として知っておくだけでなく、繰り返し染み込ませてこそ悪い方向に傾かないための予防策となるのだ。そのような理由から、今回、本書を読むに至った。
7つの習慣自体はすでに何度も触れてきて繰り返しになるが、改めて書くとつぎの7つである。
- 主体的になる
- 終わりを考えてから始める
- 一番大切なことを優先する
- Win-Winを考える
- まずは相手を理解してから、次に理解される
- シナジーを創り出す
- 自分を磨く
翻訳のせいか、若干分かりにくい表現もあるが、本書では不幸せになる7つの悪習慣としてそれぞれの真逆の項目を描いているのでそれを読むと理解の助けになるだろう。
- 人のせいにする
- 行き当たりばったりで始める
- 大切なことは後まわし
- 人生は勝ち負けだ
- まずは自分が話し、それから聞くふりをする
- 頼れるのは自分だけ
- 自分をすり減らす
そのほかにも原則中心の話が印象的だった。本書では原則として、愛、勤勉、尊敬、感謝、節度、公平、誠実、忠誠、責任を挙げている。一方で若者たちが陥りがちな間違ったものを中心にする例として次の5つの例を挙げている。
- 友だち中心
- 物中心
- ボーイフレンド/ガールフレンド中心
- 学校中心
- 両親中心
どのタイプの人間も世の中にたくさんいるし、いずれの人もあまり幸せに見えないので今後もそちらに傾かないように注意したい。
改めて、子供がもう少し大きくなった時、また親として自分自身も繰り返し読み返せるように常に手元に置いておきたいと思った。
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