一方、父Rustyを手伝いながら故郷で生活していたCharlieは夫のBenとの関係がうまくいかず、浮気をしたりなど不安定な生活を送っている。後遺症に悩むSamは、26年前に自らが犠牲になったせいでCharlieが生き延びたこと、幸せに生きていることを救いとして自らの人生に向き合ってきた。にも関わらず、なかなか幸せな結婚生活をCharlieに苛立つのである。やがて、CharlieとSamは26年前には話すことのできなかった心のうちをぶつけあうこととなる。
Everybody thinks I blame myself for running away. No, blame myself for not running faster.
みんな私が逃げた自分自身責めていると思っているけど違うの。早く走れなかった自分を責めているの。
CharlieやSamと接するときに父Rustyの語る言葉が印象的である。
It is a father’s job to love his daughter in the way that she needs to be loved.
娘に合わせて愛するのが父親の務めなんだよ。
本書を読む前は2のDon’t Take Anything Personallyや3のDon’t Make Assumptionsに共感したのだが、本書を読むと1のBe Impeccable With Your Wordの持つ力の大きさに気づかされる。だからこそこの合意が最初にくるのだろう。
人は使う言葉によって、悪い言葉なら呪いをかけ、良い言葉ならプラスの魔法をかけるのだという。使う言葉一つ一つがそれを聞く人、使う人に影響を与えると言うことを意識する。それこそがBe Impeccable With Your Wordであり、元気が出る魔法を、周囲の人にかけられるような、もしくは悪い呪いを解くような、人をプラスの方向に導ける言葉遣いをしていきたいと思った。