オススメ度 ★★★★☆ 4/5
1978年、に上京した田村久雄の社会に出て自立して行く11年を少しづつ切り取ったストーリー。ジョンレノンの殺害、ベルリンの壁の崩壊。久雄の成長とともに世の中も大きく変わって行く。
みんな今の自分に満足出来ず、それでもどこかで夢を捨てなければならないことを悟りつつ、だからこそ今は好きなように生きる。そんなことを感じさせてくれた。今の僕と同じ年代の人に読んでもらいたい。
久雄の周囲の人たちがなにげなく彼に言う言葉がまた印象的だ。
人はいろんな人とかかわりを持ち、言葉を交わすことによって成長して行くのだと感じさせてくれた。
【Amazon.co.jp】「東京物語」