オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
努力をしないで成果を出す方法を語る。
序盤で、むやみに努力することの危険性を語り、その後、楽して成果を出すための考え方を順を追って意説明している。ポイントは、
- 楽しく進めること
- 十分な休息をとること
- まず始めること
- 失敗を積み重ねること
- ゆっくり進めること
- 大事なものにフォーカスすること
- シンプルにすること
である。どれも言われてみれば当たり前なことばかりだが、例を交えて説明しているから面白い。
多大な犠牲を払って成功した人々と同じくらい、簡単に成功した人々もいる。ただ、苦労の少ない成功は、物語になりづらいだけなのだ。
努力をするのは悪いことではないが、努力したとしても報われるとは限らない。努力を盲信している人にとっては良いきっかけになるのではないだろうか。
僕自身は楽しいことじゃないと身につかない、という考えで、著者の考え方に近いが、それでも改めてその考えに触れると、自分の考えの純度が上がる気がする。
昨今リモートワーク化が進んでいるが、一方でコロナ禍が収束してオフィスワークに戻して行っている企業もある。しかし、本書を読んで改めて、電車のなかで毎日2,3時間を過ごすオフィスワークスタイルは無駄な努力で決して戻るべきではないと感じた。
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