オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
会議のファシリテーションの手法として注目されるグラフィックレコーディングについて説明している。
昨今、「グラレコ」という表現でよく耳にするグラフィックレコーディング。正直なところ本当にそこまで注目されるほど効果があるのかどうかが疑わしく、さらに理解するためにと思って本書にたどり着いた。
序盤はグラフィックレコーディングによってどのような効果が期待できるかを説明しており、中盤以降は、実際に会議でありそうな発言や内容をグラフィックで表現する方法を説明している。
全体的な感想は、グラフィックレコーディングといっても世の中で騒がれているほど特別なものではなく、ファシリテーションの助けとなる一つの手法に過ぎないということ。発言や会議のアジェンダを共通認識させることは必ずしもグラフィックである必要もなく、文字を色分けしたり大きさを変えたりしてわかりやすく書くこともそのうちの一つである。
グラレコの練習は、普段の会話のなかでノートを使用したりして、意識次第でいくらでもできることがわかった。今後は会議などの際は積極的にホワイトボードなどを利用し、必要であれば絵など、一般的にグラレコと思われている要素を入れていきたいと思った。