「超速読力」斎藤孝

オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
多くの本に触れてきた著者が速読の方法について語る。

最近速読に関する本も書店にあふれているが、速読をテーマにした本を読むのが本書が最初である。

速読というと、本のページをすべてを驚くようなスピードで読むものと思っていたが、本書によると重要なパートを見つけてそこを読むとういことである。面白いのは本書ではその目的を「読んだものに対してコメントを言う」としている点である。たしかにどんなに早く読んだとしても、何も語れないほど頭のなかに何も残っていなければそもそも読書した意味がない、ということなのだろう。もちろんそれは、すべてのページをじっくり読んだとしても同じことで、読むために読んだいるのではなく、理解するために読んでいるのである。

目次のみ読むとか、最初と最後と真ん中だけを読むなど、その多くはよくある読書の手法ですでに知っているものだったが、「人格読み」という考え方だけは今まで持ってなかったので新鮮だった。著者の思いを心情的に理解すると、著者の言いたいことを理解しやすいとういのである。

1字1句丁寧に読むことだけが読書ではないと教えてくれた。

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「読書する人だけがたどり着ける場所」斎藤孝

オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
読書時間ゼロの大学生が過半数を超えたという。そんな現状を嘆いて、著者は読書の効用を進めている。もちろん、大学生が何も読まないわけではないしいろんな情報には触れているのだろう。しかし、専門バカになるのではなく、深い人間になるために、インターネットで必要な情報に触れるだけでなく、読書をするべきだと主張しているのだ。

そんな主張の中で、最近のものから古典からまでさまざまな書籍を紹介している。僕自身も年間100冊以上の本を読み、読むたびにこのようにアウトプットをしているので、たくさん読んできた気でいるが、「人間失格」「カラマーゾフの兄弟」「マクベス」「金閣寺」など、タイトルは知っているほどの有名作品でありながらも、まだまだ読んでない本がたくさんあることに気づかされた。

また、著者は本を理解するための方法をいくつか紹介している。

感情をのせて読む

本のポップを書いてみよう

好きな文章を3つ選ぶ

好きな文章は、小説においてはよくやっているが、他の2つの方法もトライしてみたいと思った。そして、本書で、紹介されている本はぜひ読んでみたいと思った。読書に刺激を与えてくれる一冊。

「ホモ・デウス」ユヴァル・ノア・ハラリ
「E=mc2」デイヴィッド・ボダニス
「金閣寺」三島由紀夫

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