Data Drivenは取得したデータを信用してデザインを行うのに対して、Data Awareは参考程度に利用するといった意味である。いずれの方法も取得したデータを利用するが、そのデータの重要視具合が異なるのである。僕自身Data Driven Designという言葉を、「データに忠実にデザインする」という意味に受け取っていたが、かならずしもそうとは限らないのである。
オススメ度 ★★★☆☆ 3/5 UX向上のための方法について書いている。
序盤でUXの一般的な考え方について触れている。著者も書いている通り、UXに明確な定義はないが、ISO版のUXの定義、UXのハニカム構造、Elements of User Experienceはしっかり覚えておきたいと思った。
第5章の「UX向上の具体例」では、UX向上方法についてかなり詳細に書いている。多くのUX関連の書籍が、ユーザーインタビューなどの、調査に多くのページを割いていることを考えると、本書はUX向上のためのテストについて詳細に書いている点が印象的だった。
特にメッセンジャーアプリ、ハードディスクレコーダーなどの具体例の中で
関連書籍 「The 80/20 principle」Richard Koch 「The Dip」Seth Godin 「The Elements of Typographic Style」Robert Bringhurt 「Good to Great」Jim Collins 「How to Be a Graphic Designer without Losing Your Soul」Adrian Shaughnessy 「Positioning」Al Ries and Jack Trout 「Whatever You Think the Opposite」Paul Arden 「Zag」Marty Neumeier