「自分にできる努力しなくていい努力」和田秀樹

オススメ度 ★★☆☆☆ 2/5
日本ではなぜか「努力は美しい」という考え方が広まっている。そして努力をしないと「怠け者」というレッテルを貼られる。その風潮が、正しい努力と、ただ単に辛い事に我慢するということを混同させ、しなくていい努力に耐え続ける人を多く生み出しているのだ。
本書で繰り返し語られる内容は、まさにそんな無駄な努力を続ける人に向けたものである。

正しい方法を知らずに、ただ時間とエネルギーを費やしても得られるものはない。
「努力した」ということに満足しては結果は出ない。
努力して向上しないことに力を注ぐより、努力して向上することに力を注ぐべき。

日々、いろんな人に出会う中で、こんな無駄な努力のワナに陥っている人をたくさん見かける。彼らに一体どんな言葉で説明すれば伝わるのか、それが知りたくて本書を手に取ったが、もちろんそんなことは本書には書かれていない。
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