「サッカーの見方は一日で変えられる」木崎伸也

オススメ度 ★★★★☆ 4/5
スポーツライターである著者がサッカーの見方を語る。

日本代表がアジアカップで惨敗したことをきっかけに、サッカーの戦術をより深く知りたくなって本書にたどり着いた。本書は著者がサッカーを見るための見方をチーム、選手、監督という3つの軸で語っている。どの見方も覚えるだけで今日から適用できるぐらい簡単なものである。いくつかその視点を挙げると次のようなものがある。

攻撃は「水」のように、守備は「氷」のように

いいチーム、悪いチームの見分け方としては次の4点、

  • ボール保持者を追い越す選手がいるか?
  • クロスに対して、ゴール前に3人以上が飛び込んでいるか?
  • 攻撃の布石として、ボールの後ろに素早く戻れているか?
  • 守備のスタートラインが決まっているか?

良い選手、悪い選手の見分け方では次の2点を覚えておきたいと思った。

  • 走っている選手の足元にパスを合わせられるか?
  • 「止める」「運ぶ」「蹴る」がひとつの動作でできるか?

僕自身サッカー経験あるのでそれなりに目は肥えているつもりでいたが、新たな視点を得ることができた。テレビではなくサッカー場でサッカーを観戦したくなった。

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