オススメ度 ★★☆☆☆ 2/5
ヨーロッパの強豪チームでサッカーの監督を勤めるジョゼ・モウリーニョにの自伝である。写真と短い文章でその人生を語る。
「自伝」というタイトルになっているが、どちらかというと写真集に近い印象である。ポルト、チェルシー、インテル時代のモウリーニョの動向は、世界のサッカーの動向をよく見ていたので強烈に覚えているが、その後の成績などはあまり知らなかったのでそれ以降の経歴が新鮮だった。
本書を読むにあたってもっとも知りたいと思ったのは、その一見高慢とも思える態度にもかかわらず、どのように選手たちの心を掌握して勝利という結果に結びつけるかという点である。しかし、案の定、なかなか本という媒体から伝わってくるものではない。それでも、選手たちと良い関係が築けていることや、モウリーニョ自信が常に挑戦を求めて一箇所に止まらない生き方をしていることは十分に伝わってくる。
改めてモウリーニョのように強い情熱を持って、大きな責任のもとで仕事をしながら人生を送れることを羨ましく感じ、大きな刺激をもらった。
冒頭でも「短い言葉と鮮やかなで伝えたい」と書いてはあるもの、「自伝」というタイトルに惹かれて、期待感を持って読み始めると、物足りなさを感じるかもしれない。
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