オススメ度 ★★★★☆ 4/5
人は親や社会や周囲の人々との多くの合意の中で生きており、多くの悩みや悲しみはその同意によって生まれるのだという。本書ではほかの多くの合意を忘れて、たった4つの合意だけ意識して生きることを勧めるている。
オススメ書籍としてそこら中で名前が挙がる作品で、またそのタイトルにあるFour Agreementも調べようと思えば簡単に調べることができるが、そのFour Agreementの背景にある考え方まで知りたいと思って本書にたどり着いた。4つのAgreementは次の4つである。
1.Be Impeccable With Your Word
2.Don’t Take Anything Personally
3.Don’t Make Assumptions
4.Always Do Your Best
2.Don’t Take Anything Personally
3.Don’t Make Assumptions
4.Always Do Your Best
本書を読む前は2のDon’t Take Anything Personallyや3のDon’t Make Assumptionsに共感したのだが、本書を読むと1のBe Impeccable With Your Wordの持つ力の大きさに気づかされる。だからこそこの合意が最初にくるのだろう。
人は使う言葉によって、悪い言葉なら呪いをかけ、良い言葉ならプラスの魔法をかけるのだという。使う言葉一つ一つがそれを聞く人、使う人に影響を与えると言うことを意識する。それこそがBe Impeccable With Your Wordであり、元気が出る魔法を、周囲の人にかけられるような、もしくは悪い呪いを解くような、人をプラスの方向に導ける言葉遣いをしていきたいと思った。
わずか数100ページと非常に短いわりに、とても有名な本なのでぜひ一度読んでおくべきだろう。ただし、1度読むだけでなく何度も人生の中で立ち止まっては自分に言い聞かせてこそ役立つ内容なんだと感じだ。