オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
ホリエモンとゲームクリエーターがホステスの技術を題材にして人間関係を円滑にする方法を語る。
タイトルでは「仕事術」とあるのだが、読んだ印象としては「人間関係の構築方法」だった。特に大きなまとまりも流れもなく、著者の2人が思うことをひたすら書き綴っているという感じで、とりたてて目新しさもない。しかし、普段の行いを少しずつあるべき姿に近づけて行くためには、このような本に定期的に触れる必要があるのだろう。そういう意味では本書のようなあまり濃くない本でも存在意義はあるのだろう。
わずかながら印象的だ多野は「共犯になるための技術」である。簡単に言うと「向かい合う」よりも「同じ方向を向く」機会を作る事で仲が深まる、というもの。アルコールや飲み会の苦手な僕に取っては、共感できる人間関係を作るのはほかの人程簡単ではないが、こういう機会をもっと増やしたいと思った。
全体的にはそれほど人にお勧めできる内容ではないが、大した時間もかからずに読み切れるので身近にあるなら読んでみるのも悪くないだろう。
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