「青の炎」貴志祐介

オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
「黒い家」「ISOLA」「天使の囀り」のような貴志祐介らしい(?)内容を期待したのだが、この作品は今までの作品とくらべるとずいぶん違う色の作品である。
この本を読んで改めて気付かされた。人はそれぞれ自分の気持ちを中心に生きていて、その中で少しづつ摩擦が生まれる。誰かを傷つけようなどとは誰も思っていなくても、人と人との間に生まれる誤解や嫉妬の中から犯罪は生まれ、そして犯罪に手を染めた人は、それを補うために犯罪を重ねる。そんなどうしようもない状況がこの世の中にはあるということ。

「「青の炎」貴志祐介」への1件のフィードバック

  1. ビデオレンタルで「青の炎」を見た。二宮和也、松浦亜弥が出演しているものである。多くの場合、映画化された小説と言うのは非常に物足りないことの方が多いのだが、この作品は違った。
    ぜひおヒマな時にでもご覧いただきたい。脚本がいいのか、監督がいいのか。上手く出来ていました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。