「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎

オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
第21回(2008年)山本周五郎賞受賞作品。2008年本屋大賞受賞作品。首相がラジコンヘリによって殺害された。犯人の濡れ衣を着せられた青柳雅春(あおやぎまさはる)はそんな陰謀から友人たちの力を借りて逃れようとする。

首相の暗殺から始まり。青柳雅春(あおやぎまさはる)の過去の恋人の様子を描きながら、少しずつ青柳雅春(あおやぎまさはる)自身の逃亡する様子へ物語がシフトしていく。

ジョン・F・ケネディの暗殺についても様々な憶測が語られており、現在どこまで明らかになっているのかわからないが、真実もひょっとしたらこの物語のようなことだったのかもしれない。

主人公の逃亡劇というスタイルはすでに使い古されてはいるものの個人的には楽しめたが、物語に特に新鮮さや深みは感じなかった。また、これまでの伊坂幸太郎の作品とは少しスタイルが異なるような印象を受けた。古くからの伊坂幸太郎ファンはこの作品をどのように受け止めたのだろう。

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投稿者: masatos7

都内でUI / UXデザイナー。ロゴデザイナーをしています。

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