「2030年すべてが加速する未来に備える投資法」方波見寧

オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
2030年に備えるべき考え方を語る。

タイトルにある「2030年すべてが加速する未来」とはにエクスポネンシャルテクノロジーの進歩によって世界が一気に加速することを指しており、本書でもエクスポ年シャル企業への投資を勧めている。そして、エクスポネンシャル・テクノロジーファンドの11の産業分野についてそれぞれ現状を語っている。11の産業分野とは

1.コンピューター・ネットワーク(IOT・ARとVRとMRを含む)
2.ビッグデータ(AIを含む)
3.ロボティクス(家庭用ロボット・自動運転車・空飛ぶ自動運転・ドローン)
4.ナノテクノロジーと材料科学(原子レベル操作とグラフェン等)
5.3Dプリンティング(テクノロジーとロボットの融合)
6.医学と神経科学(遺伝子操作による治療・新食品製造)
7.エネルギーと環境システム(太陽光発電・汚水処理・水耕栽培)
8.教育イノベーション(遠隔教育システム)
9.余暇と娯楽(ビデオゲーム・eスポーツ)
10.金融システム(スマホ決済機能・ブロックチェーン)
11.安全とセキュリティ(GPS・画像解析・ブリッド)
12.宇宙開発(宇宙旅行・低空人工衛星)

もっとも新鮮だったのはナノテクノロジー分野である。また、中国の技術の進歩を強調しており、デジタル人民元の脅威を繰り返し語っている点も印象的だった。

投資法とは書いてあるが、投資について書いているのは最初と最後のみで、それ以外は今後どのように世界が変わっていくかを中心に語っている。本書で書いてあることをそのまま鵜呑みにするのは危険だが、少なくともそれぞれの言葉が何を指すのかは覚えておきたい。また、エクスポネンシャルテクノロジー関連のETFも探して少し投資をしてみたいと思った。

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投稿者: masatos7

都内でUI / UXデザイナー。ロゴデザイナーをしています。

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