オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
研修講師として全国で活躍する著者が、すぐれた講師になるための考え方を語る。
僕自身もZoom経由でデザインを人に教えるようになり、現在のやり方で特に不足を感じているわけではないが、さらに進化できる方法があるのなら取り入れたいと思い、本書にたどりついた。「稼げる講師は」と「稼げない講師は」で退避して説明しているので非常に読みやすく、目次を読めばだいたい言いたいことはわかるのではないだろうか。お金儲けだけが目当てというわけではないが、受講してくれる人に少しでも喜んでもらえるために、不快な思いをさせないために、どのようなこころがけをすべきかいくつかヒントとなることに出会うことができた。
その中でも自分自身も心がけたいと思ったことが次のことである。
- 稼げる講師は「答え」にたどり着くプロセスを話し、稼げない講師は「答え」だけを教える
- 稼げる講師はゆずれないことを盛り込んだ契約書をつくり、稼げない講師はお客様の要望通りの契約書をつくる
- 稼げる講師は会場を動き回って話し、稼げない講師は演台の前から動かずに話す
- 稼げる講師は受講者の間違えをきちんと指摘し、稼げない講師は受講者の間違えいを指摘しない
- 稼げる講師は受講者と対話をし、稼げない講師は受講者に一方的に説明する
結局大事なのは、お金を設けることではなく、受講者の成長を助けることなのだと再認識させてもらった。
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