気がつけば18年ほどデザイナーとして都内で働いてきました。小さな制作会社に勤めたこともあれば、大きな制作会社のデザイン部署に勤めたこともありました。またここ数年はスタートアップの企業でデザイン部隊を率いる立場をとっています。
理系出身でかつ英語もスペイン語を話せるというデザイナーとしてはやや特殊なバックグラウンドも手伝って、右脳中心の感覚的な人間が多い中重宝され、前回の転職でも多くの企業から声をかけてもらいました。
そんな中、いろんな企業の採用担当者と会話する中で、日本において「デザイナー」という職業がまだまだしっかりと認知されていないと同時に、多くのデザイナーもまたどのような能力をつければそんな企業側のニーズに答えらるかを理解していないと気づきました。
その一方で、海外のデザインの情報に見れば、日本よりもずっとデザイナーの評価が高く、またそれを裏付けるようにデザイナーの活躍する範囲も単に美しいビジュアルを作る以上のものであることも気付かされます。
未だに明確なプランはないのですが、ここでは日本における「デザイナー」が、海外のような活躍をするために、なにかしら情報発信できればいいと思っています。